- 転職したい
- 購買の業務を知りたい
- 無くならない仕事を知りたい
AIが発達してきて、将来AIがとってかわる仕事というものがたちまちテレビでの特集されますね。
最近ではGoogleが発表したChatGPTというサービスが話題です。
AIが学習して質問に答えたり、会話をしてくれるそうです。
ヒトの仕事が減ると、職を失うと言われる未来が予想されますねよ。
今回は現在の僕が務めている、購買という職業は将来なくなるのか?について考えていきます。
購買の業務内容
僕の場合は、で考えます。
- 部内の資材や備品等の発注すべて
- 単価交渉や新規取引先の発掘
- 製造現場の工程管理
購買という仕事は、「調達・管理」とも呼ばれています。
1つずつ見ていきましょう。
発注業務
発注業務とだけきけば、簡単そうに思いませんか?
僕が現在かかえている発注数は約70件。
今後も発注件数は、減る前に増えます。
発注はA社に4つなど固まってる部分もありますが、そのすべての発注内容と納品時期などの管理を行います。
具体的には
- 何を
- 何個
- ナンボで買ったのか
- それがいつ納品されて
- 個数に間違いが無くて
- 値段は変わっていないのか
を最低限チェックします。
僕も卸先もパーフェクトな仕事を行っていれば全く難しくないです。
誰かがミスをするので難しいんです。
個数がまちがいなら、いつ届くのか?を連絡しするし、物が悪ければ作り直しや代替品の要求を行います。
電話一本ではつながらない海外との取引もあるので、複雑は増します。
AIに替われそうか
発注するだけなら、AIが替われそうですね。
必要なものを集計して発注。相手も発注されたものを間違いなく集めて出荷。
しかしAIの仕事場以外でのアクシデントが発生するとどうでしょう?
社内の移動中につまずいて荷物にダメージがいった。AIの判断は通常使用できるが、製品が完成したときにはボコボコな形が見受けられるなど。
実際に利用するのは人間なので、AIに組み込また判断と人間の判断には差が生まれます。
この差を埋められるなら、AIが購買を担うことが出来そうです。
BtoBの仕事
現代の仕事は、ほとんどがBtoB(企業対企業)かBtoC(企業対個人)ですよね。

購買の仕事は完全にBtoBです。
僕の会社の場合、会社にこられた企業さんの対応は購買の僕たちが対応します。
来客内容はさまざまですが、発注先選出は僕たちがになっているので、嬉しい条件やお知らせで顔を見せてくれることが多いです。
上司なんかは週に何度か来客があるため、自分の業務が進まないとなげいています。
それだけ話の分かる人だと認識されているようです。尊敬。
BとBの仕事は、他社の信頼されてこそ成り立っています。
AIかに替われそうか
ただ情報を教えあう・交換する・閲覧するだけなら、AIが最適条件を探しに行くほうが早いです。
そこにミスのない作業、工程管理ができるのなら、「妥当な値段で予定通り」ことがすすむでしょう。
しかし妥当な値段(定価)で終わらせないのが購買の役目です。
今後のお付き合いた価格交渉をしたり、お互い困った状況になれば助け合うために言葉を交わし続ける。
会社の未来をAIが担えるのでしょうか?
現状ではAIのみで運営している企業が無いので、遠い未来の話ですね。
工程管理
工場の生産状態を管理する業務です。
もう少し具体的にいうなら、以下の2点。
- 部材の過不足の把握
- 生産のスケジュール調整
当たり前のことと思いますが、購買の業務は激しいです。
部材の過不足
部材は購買の僕たちが発注してるのだから、不足してるのはミスじゃない?と思いますよね。



もちろん僕たちがミスをすることもあります。
不足が確認される状況は主にこの3点
- 発注時のミス
- 販売先の勘違いや、バラバラ納品による確認ミス
- 工場での作業ミスや、汎用品の在庫切れ
部材を触る人が増えるほど、ミスの確率は大きくなります。
汎用品というのは、例えばホースなどは定尺購入品(メーカー既定のサイズ)は使ってみないと実際の残数が分からないことがあります。
このような場合はすぐに発注しますが、入荷には時間がかかります。
今日明日で入るものではないので、当然製造はストップすることになります。
生産スケジュールの調整
購買が舵をとる内容ではありませんが、部材の入荷時期が不明なままでは、関係者全員の予定は立てにくくなります。
しかし早すぎる入荷は、保管スペースの問題が発生します。
そうすると作業スペースは減り、大きい板金などを一旦置いておくなどが困難になってきます。
製造者の作業スピードをヒアリングしながら、部材の仕入れ時期や検品にかかる時間を調整していくのがスケジュール調整です。
AIに替われそうか
演算処理を得意とするハイスペックなパソコンがあるように、AIの処理能力が発達しているなら可能ではあります。
しかし組み立てを人間が行うなら、風邪などで急に現場に穴が空いた時が大変ではないでしょうか。
AIが受注から納品まですべてを行っている会社があるなら、ノンストップで確実な経営になりそうです。
そんな現場を作れる企業が何社あるんでしょうかね。。。
まとめ
購買業務は、まだまだ人間の手で行う可能性が非常に高いです。
AIの導入にはコストがかかります。
生産業で第一にAIを取り入れるなら、工場の自動化だと僕は考えています。
作って売らないと収益にはなりません。
そう考えると、購買がAIに代わるのはだいぶ先の話になりそうです。


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