継手の中は気体・液体・粉体が通っています。漏れちゃったらヤバイですよね?ヤバいんです。
家の中では水漏れ・ガス漏れなんかが思いつきます。漏れたら生きていけますか?(お金的にも)
ホースや配管などの配管の途中が劣化などで破損することもありますが、継手からも漏れます。
漏れる原因は先に対処してから販売しています。
漏れる主な原因
漏れを防ぐ役割のシール材についてまとめています!

名前と役割の解説です。
覚えればOK!!
なんで継手から漏れるの?
配管をつなげる役目の継手から、流体(配管や継手の中を移動している物体)が漏れ出てしまううんです。
原因はネジ山の「隙間」です。
配管や継手の接続部は基本的にネジの構造になっています。
二つのネジをかみ合わた(繋いだ)とき、一見固く締まってるように感じますが、実際はわずかな隙間が空いています。
この隙間から液体や気体などの流体が漏れてきます。
公差があるとしても、迷惑な話てすよね(笑)
漏れを止める3選
継手の隙間からの漏れ止めるために【シール】を使います。
シールとは、漏れ防止や侵入防止を目的とする部品の総称です。
身近なシールだと、家の水道やシャワーやお弁当のフタにもついてます!
ガスケット
ガスケットと呼ばれるシールは、動かない部分への漏れ防止に使われます。

見えますか?
写真の中央、赤の間に黄色い線がパッキンです。本当に厚紙程度の厚さでペラペラです。
右側から水が漏れるのを防ぐ補佐で使っています。

千切れたら終わりです(笑)
素材にはゴム・皮・食物繊維・鉱物繊維・テフロン・金属など様々です。
シールテープ

白くて薄いテープ状のガスケットをシールテープと呼びます。
PTFEというプラスチックが素材。
セロテープのように巻かれた状態で入手(購入)することが多く、セロテープのような粘着性はなし。
手で余裕に千切れる。
テーパーネジにはシールテープを使用して隙間を埋めます。
シール巻きをミスると、こうなります↓

(巻くときはゆっくり丁寧に、ネジ山で指を切らないように・・・)
※画像のメーターに入っている液体はグリセリンです
液状ガスケット
瞬間接着剤とかが入ってるような容器に入っていることが多い。
厚みなどを計算しなくてよく便利そうに見える一方で、高熱などには弱いのが液状の欠点。
通常のガスケット(石綿など)の補助として使用することが多い。
パッキン
動く部分に使用するシールをパッキンと呼びます。
お弁当や水筒で漏れるときは、基本パッキンの損傷です。
フタを開け閉めするところに輪っか状のゴムがついているものが多いですよね。
素材には網組・プラスチック・メタリックなど多い。
Oリング(オーリング)
全製品これでいいじゃんって思いますよね。
Oリングをはめ込む溝を製品側に用意する必要があります。なので製品への加工の手間が発生します。当然購入費用もアップします。
製紙部分にも運動部分にも使用できるシールです。ガスケットにもなるし、パッキンにもなる。というイメージです。

Oリングは気圧や水圧などの圧力に耐えられる作りで、その圧力を利用して流体をシール(止める)することが特徴。
工業製品の分野では、モーターやポンプなどピストン(上下)運動や回転するものに触れ続けることが多いため、摩耗しにくい作りとなったいます。

Oリングの装着時に、グリス(潤滑用の油)を塗布することもあります。
(摩擦する部分には似る警句があります。高速運動する部品がOリングによる摩擦で抵抗を感じにくくするため+パッキンの摩耗を軽減するため。
まとめ
大まかにシールの役割を果たす部品について解説しました。
繰り返しますが
シール=ガスケット・パッキン・Oリングなどの漏れを防止する役割をするパーツのことです。
現場ではガスケットやパッキンなどで呼ぶこともあれば、「シール」の一言で表す場合もあります。
僕の場合どの製品にどのシールを利用するのかの知識は必要ですが、「なぜその素材でどれくらいの厚さの物を」などは不要なので、このまとめになりました。
役割と、製品の形などの概要がわかれば最低限OKな知識です。
ただ製品を販売するうえで、漏れるなんて論外の話なので役割や扱い方については学ばなければいけない項目です。
本日はここまで!ありがとうございます。
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