- 転職したい
- 自分に武器がない
- 簿記3級は実践では使い物にならない
資格をとったけど、初級すぎて相手になれないのでは?と思っていませんか?
僕は購買という、お金をあつかう業種に転職しましたが、簿記三級の資格しかありません。
大学も、映像制作を学んでいたので、数字とは遠い生活をしてきました。
僕が簿記三級を武器に転職した方法を解説します!
いつ取得したのか

僕が簿記3級の資格を取得したのは、現職と初めて面接をする5日前でした。
取得したてホヤホヤでの転職。
もちろん履歴書には、「令和3年8月 日商簿記3級」の文字。
面接の際には聞かれることはありませんでしたが、アピールするタネにしました。
面接対策
実務では、2級程度の知識が必要なことが多いです。
なので未経験での経理や税理士の転職には、「簿記2級程度の知識または〇年以上の実務経験」という文言が多いのは事実です。
しかし今回は経理ではなく、購買という業種。
簿記の知識は、とくに必須の項目ではありませんでした。
せっかく取得した資格を、どうやってアピールしようか考えました。
①全員から聞かれる質問
「なぜ転職をするの?」
親・友人から転職に関わる人全員が聞いてきます。
履歴書や書類選考の資料に書いてても聞いてきます。
転職する理由は人ぞれぞれですが、答えにブレがあってはダメです。
僕の場合は、『家族との時間を作るための転職』が答えでした。
②前職を引き合いに出す
僕の前職は飲食業でした。
- 2店舗の店長を経験
- 経費や仕入れ値などにも目を向けることが多い立場
- お客さんや他社の方とやりとりを頻繁に行っていた
上記の3点は必須業務だったこともあり、まとめることは簡単でした。
③アピールの仕方
僕のアピールポイントは3つ。
- 数字管理の経験があること
- コミュニケーションには自信があること
- 売る以外の知識が必要と考え、簿記を取得したこと
この3つのポイントを膨らませたのが、自己PRにつながりました。
①と②はココで解説した通りで、飲食店の運営責任者としての業務がアピールポイントです。
そして今回のメインは③、「売る以外の知識に、なぜ簿記を選んだ?」ということです。
④応募職種で使えそうな点を考える
購買は、お金の管理をしながら他社との関わりを担う仕事です。
もう少し踏み込んで解説すると、自分が仕入れた商品と支払ったお金の行方はちゃんと管理して、他社との付き合いも上手におこなってね。」ということです。
経理と営業の仕事を、足して2で割ったような業務です。
営業職の考え方は前職でやってきたことがあてはまりそうなので、経理の面で簿記の資格をどのように伝えればいいのかを考えます。
実際の回答
一語一句ではありませんが、ニュアンスはこんな感じです。
「購買の仕事をするには、売る以外の知識が必要と考えて、簿記の資格を取得した。今までは売ることを中心に考えてきたが、応募した購買の業務には、売値以外にも仕入れ額や経費など、お金の管理も必要なことだと考えています。前職での経験に加え、数字管理を意識した業務を行っていく」
転職時にの筆者
面接では30~60秒ほどで話せるように、もう少し話を膨らませています。
大切なのは、前職の経験+簿記三級を取得した目的を転職理由につなげることです。
今回の場合は「売上の管理をしてきた経験+自分のステップアップのためにも学ぶ姿勢は御社でも崩さない。そして活躍する。」と言うことです。
面接で伝えたい内容
資格が実務に使えるかよりも、自分で自分のことをつねに考え、前に進む姿勢が大切です。
(もちろんステップアップの転職や、必須要項なら実務につながることが大前提です)
面接官は、入社してくれた後の私の姿をイメージしたいのです。



「自社でも考えながら、学びを見つけて貢献してくれそう。」
と考えさせるのが面接です。
まとめ
僕は簿記3級の資格を、いままでの自分に足りなかった知識を埋めるために勉強しました。
前向きな姿勢であることをアピールするために、簿記3級という名前を使いました。
実際、僕の業務でも簿記の知識はつかうため、学んでよかったと感じています。
簿記3級はたしかに入門編で、だれでも独学で取得できると言われていますが、取得してる人としてない人では、周りからの目が全く変わってきます。
能動的に動ける人のほうが魅力的に映りますし、企業は学ぶ姿勢のある人を好むものだと、店舗運営経験のある僕はかんがえています。
コメント